大阪府南河内郡

2009年02月15日


関西百名山に戻る

Road Map :全線、阪神高速道路を利用して柏原ICで下りると直ぐ目の前に二上山がある。
Route Map:竹内峠から雌岳、雄岳を経て穴虫峠に下山して屯鶴峯を散策する。
後記
  屯鶴峯を見たくて、ついでに関西百名山の消化に二上山を登ったが、屯鶴峯は期待外れで、
芦屋のロックガーデンの方がスケールが大きく見応えがあると感じた。 二上山は期待してい
なかったのでそれなりの感じであり、山頂で料金を徴収しているのも知っていた。
  砕石場に迷い込んだ時、ガーネット、サファイアの鉱石がこの付近で採れることを思い出し、沢底を少し探ってみたが、俄か山師に鉱石を見付けるのは無理だった。
関西百名山』 目指すは ”二上山”ではなく、”屯鶴峯”だった。  

ウィキペディアより
  二上山は奈良県葛城市と大阪府南河内郡太子町を跨いでいる山。金剛山地の北部に位置する。
古来、「ふたかみやま」と呼ばれていた。厳密には北方の「雄岳」(517m)と、南方の「雌岳」(474m)の2つの山頂がある。
屯鶴峯は、奈良県香芝市にある奇岩群、奇勝。
二上山の火山活動により火山岩屑が沈積し、その後の隆起によって凝灰岩が露出し、1500万年間の風化・浸食を経て奇岩群となった標高約150mの岩山。県天然記念物であり、金剛生駒紀泉国定公園の見所の一つである。

〔056〕二上山(517m)〜屯鶴峯
標高差:386m(下山時)
登り:46分(雄岳まで)、下り:1時間23分(穴虫峠側へ)
万葉の森 岩 屋 雌 岳 雄 岳 銀 峰 採石場 穴虫峠
8:33 :47 9:03 :19 −−− 10:23 10:42
どんづるぼう
「最高峰は雄岳」
歩行時間:1時間25分
ダイトレ北入口 分岐展望台 鹿谷寺跡 万葉の森
11:37 12:38 12:55 13:02
万葉の森にはR166を挟んで両側に広い駐車場があり、既に
満車状態になっていた。 レストハウスと綺麗なトイレ(右建物)もある。
R166沿いに”万葉の森”と表示された遊びの森には無料バーベキュー場やアスレチックが整備されているらし。
緩やかに遊歩道を登っていくと11分程で ”岩屋”分岐に着いた。
分岐からは登山道となる。
8時33分に ”岩屋”目指して歩き始める。 簡易舗装をされた
広い遊歩道を進んでいくと汚い溜池に着いた。 これが”古代池
らしく、大きな鯉が泳いでおり、”餌をやるな!”の表示があった。
何を指して ”古代池”なのかは判らなかった。
万葉の森駐車場から15分程で ”岩屋”に着いた。
由緒ある史跡らしいが、意外とこじんまりしており、
歴史に興味の無い人はチラ見で通り過ぎてしまいそう。
いたずら避けの柵の中には石塔が建っており、
この周辺にはこのデザインの石塔を多く見かける。
岩屋からは本格的な登りとなり、急斜面を
”雌岳”目指してジグザクに登っていく。
岩屋横には ”岩屋杉”と表示された大杉が倒れて横たわっていた。
大杉としての大きさは大したことは無く、岩屋絡みで
名を付けられただけの感じがする。
南面が開けており、目の前に ”大和葛城山”、その後に
靄って薄く ”金剛山”が見えていたが大した景観ではなかった。
南東面を見ると遠く霞みの中に奈良の高峰が見えている。
地元のハイカーに山名を教えて貰ったが手前は吉野山らしい。
(信憑性は不明)
30分で”雌岳”(474m)に着く。 山頂には大きな日時計が
設けられており、360°の展望が得られた。
”雌岳”山頂から北側の”雄岳”の山頂を見る。
”雌岳”から5分程下るとダイトレへの分岐点である鞍部に下りる。綺麗なトイレがあり、休息ベンチも整備されている。
屯鶴峯へはここから行くのが一般的な様である。
鞍部から雄岳への道は”馬の背”らしいが、樹木が茂り痩せ尾根感はまったく無しだった。
万葉の森から46分程で二上山最高峰の ”雄岳”(517m)に着く。
しかし、山頂手前で若いあんちゃんが領収書を切出し、”入山には清掃整備費の
200円を徴収しています。”と来た。 ”それなら入らない、ここから写真だけ
撮らせてくれ” と撮ったのがこの山頂風景。 と言う訳で山頂を踏まずに下山する。
鞍部まで戻りダイトレから屯鶴峯に行くのが一般的であるが、
帰路にダイトレを通る予定なので、山頂手前の分岐から二上山駅を
目指す道に入る。 二上山駅まで行ってしまうと、県道を歩いて
屯鶴峯に向かうことになる。 写真は途中にあったピーク感の
まったくない”銀峰”(396m)。
展望の利かない道をどんどん下っていくと、地元のハイカーも知らな
い脇道があったので、屯鶴峯に近付くかなと思い脇道に入ってみるが、
これが大きな過ちで、最後は沢下りの藪扱きとなってしまった。
藪扱きを終えて採石場に出た所から下って来た谷筋を振り返り見る。
採石場は立ち入り禁止ではあるが、今日は日曜日で作業員が居らず、
見付かった時の言い訳を考えつつ作業道を下って行く。
採石場を抜けて県道に出ると、登山口はここでは
無いことをはっきりと書かれていた。
運良く採石場の直ぐ斜め向かいに ”屯鶴峯”への入口があった。
駐車場は車3台がやっとの広さ、多くの車は道路脇に停めている。
車の上に見えているのがトイレ、その下から散策道が伸びている。
今日は二上山はおまけで ”屯鶴峯”を見たくて
来たようなものである。
広い道から狭い道に入ると、程なくこの景色が広がる。
どこを歩けば良いのか判らないので、上へ上へと登っていく。
小さなピークに登り奥を見渡すと凝灰岩の奇勝が広がっていたが、
岩肌の白さもスケール感もイマイチで少々がっかりの感じ。
景観を楽しむと言うより岩を這い上がるのが楽しい。
悪い景観では無いのでザレ場をどんどん奥に進み散策する。
一番奥の一番大きな岩峰。 直登も出来そうだったが、岩肌を
傷付けてしまいそうで、右手から周り込んで、この岩の上に出る。
ザレ場を駆け走るミニ四駆。 写真を撮らせてくれと頼むと
天然記念物で四駆を走らせているのを警察に言わないでくれ
と冗談交じりで言っていた。
この四駆はパワフルに45°の壁にチャレンジし、何度も転落
していた。 怪我人が出ないのがオモチャの楽しいところだ。
観光客で一杯と思いしや、人は殆ど居なかった。
チビッこが足を滑らせながらザレ場を下りて行った。
こちらのピークではボーイスカウトが手旗の練習をしていた。
手旗って今でもやっているんだ。
屯鶴峯から県道703号線を西進し、穴虫峠を過ぎた辺りに
ダイトレ北入口”がある。
万葉の森に帰るだけに選んだ道であり、
地図からは穏やかな散策道と思っていたが・・・
長い階段の登りから始まり、この後、小さな登り下りが8回以上繰り
返し、トータル標高差は二上山に登るより多いのではと感じた。
気温は高く汗びっしょり、トレーニングと思いバカ道を一生懸命歩く。
断片的ではあるがダイトレはあちこちで歩いている。
しかし、ダイトレが良い道だと思ったことは一度も無い。
大概は展望の利かないバカ道であった。
展望台から見た絵にならない景観。
PLの白亜の塔だけが目を引いた。
遊歩道を進んでいると”鹿谷寺跡”への分岐があったので
”岩屋”に戻るよりは面白かろうと入ってみる。
ここが急斜面の連続する岩盤の道であり、
二上山の中では一番面白い道だった。
先方のピークに人が立っているのが見えた。
あんな先端に登れるのだろうか。
岩屋にあった石塔とデザインが似た大きな石塔。
ジジィがこれの小さいのが見付け難い所にあると自慢げに説明し出した。
1時間18分にて”鹿谷寺跡”に着く。
歴史的遺産には興味がないので写真を撮っておくだけ。
下山中に”雌岳”を見る。二上山へは鹿谷寺跡コースから展望台に
向かい、鞍部から雌岳、雄岳に登るのが一番楽で楽しいと思う。
先ほど人が立っているのが見えたピークは岩山を利用した展望台だった。
  屯鶴峯散策
  ダイトレ北入口〜万葉の森
北入口から1時間で鞍部からの道への分岐に出る。ここで一挙に
ハイカーが多くなり、ここから先は広い整備された散策道となる。
展望台もあり、家族連れ、犬連れのハイカーで賑わっていた。
にじょうさん